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Harmonyでのセラピーレポートです。
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(クライアント)・女性・80歳・車椅子での生活・左下肢(膝から下)のリンパ浮腫・糖尿病
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◆リンパって?◆
まず、リンパって言葉をよく聞くけと、あまりわからないという方のために、概略を説明。
身体の中には、様々な液体が流れています。
よく知っている栄養を運ぶ血液や代謝による老廃物を運ぶリンパ液、細胞間にある組織液などです。
リンパ液が流れるリンパ管は、身体中に網目のように張り巡らされていて24時間、体の毒素を運び
とってくれるとても重要な働きがあります。

◆リンパ浮腫◆
ところが、そのリンパ管がつまったり、手術などでリンパ節を切除すると、リンパの通り道が遮断され、
リンパの通りが悪くなり、そのエリアのリンパ液がたまり、まるで腫れたような状態になってしまうのが
リンパ浮腫。

この女性のように日常的に車いすを利用し、あまり歩くことがない場合は、なおさら歩行による体液の
下から上への流れが促進されないので、下の方、つまり足にリンパ液がたまってしまうのです。

リンパ液の通り道の遮断具合によりその腫れる度合は変わりますが、とても重く、
ときには、皮膚や神経を刺激し痛みも伴います。

◆検査◆
リンパ浮腫の場合、リンパ管のつまりだけが原因でもないのだけど、まず、どこのエリアにより障害が
あるかを触診によりチェックしていくと、この女性の場合は、膝の後ろにある「膝窩リンパ節」でリンパや
静脈の流れがあまり感じない。

膝関節に外旋変位があり、リンパ節だけでなくそこを通る膝窩静脈の戻りを妨害している。

◆セラピー◆
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膝関節の調整後、静脈の循環の確保、そしてリンパ液の循環を促進してあげると、短時間で膝下の
円周が細くなった。
1週間後以降も、膝下周囲の太さはあまり戻っていない。経過はいいようです。
ただ彼女の場合、足先の浮腫がまだ残る。
下肢のリンパ管は、大腿よりも、足、特に、足底にダントツに多い。
糖尿病の影響もあり、こちらの浮腫はなかなか難しい。
現在までで週1度のセラピーを3回ほど。追って報告します。
 

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